繁盛記
トキさんの細腕?繁盛記
福島県郡山市 磐梯熱海温泉にある深山荘の女将トキの連載シリーズ「トキさんの細腕?繁盛記」では、 忙しく過ぎていく中で感じたことや子供達に思うこと、日々の些細な出来事など女将の感性でペンを走らせます。 ちょっとでも気持ちを和やかに出来たら幸いです。
パートVIII vol.2 平成31年度、令和元年上半期の終わりに~早いものです、半年が過ぎました~
2019年半年が終わりだなんて、早い早い。
早いと感じるのは年をとった証拠らしく・・
寂しいかな悲しいかな!あたりです。

どこかの大臣が老後2000万問題を投げかけてくれまして、世の中が混乱。
言いようのない不安しかありません。
しかしながら投げかけてくれたお陰で??
老後の生活真剣に真剣に考えてみました。
先ずはいいたい!
よく国の示す夫婦2人モデルケースとはやっぱりスタイルの良いモデルさんなんだって事!!
つまりスタイルの良いとは退職金が出る会社勤めで、ある程度の年金受給資格がある家庭。
それが一般的と言われますと大変に隣の芝生は青いになりますが。



私ども何年働こうが退職金はありません。しかしながら自分の意思で将来を決められる自営です。

教育を平等にとの我が家の方針。
子供3人をどのどこの大学へ進もうが3人平等にと進学させました。
何が嫌だったかって、あとから「私は!俺は!行かせてもらえなかった。」と言わせないため。
行かないとかやらないとかは自分の意思を持っていながらも必ず違う答えが出ると人のせいにしがちだから。
将来のことは大学在学で考えてもいい、その四年は決して無駄にはならない時間であり、きっとかけがえのない友人にも恵まれるであろうとの親の投資であります。


子は今どう思っているかわかりませんが、
部活でもなんでも親にとか人にやれ!と言われたからではなく自分の意思で。



「財産はありません」と常々子には言ってます、何かを錯覚して良い方のみ負の部分はいらないなんて都合よくなりますから。
教育を財産にさせてもらいましたので、まだこれからもあと数年教育費の返済に追われることになります。
万が一の事があってもせめてものように、その負を残さないようにしたいと思っています。

さあ、老後は???
ホントハテナになります。
私どもは小さいながらも厚生年金。
まもなく60と言えるところまできた夫ですから、先日年金事務所へ行って参りましたよ。
巷で死ぬともらえないから年金は早くにもらった方がいい!との話題。
さて、我が家は?
職を失わずいられるのなら65歳からにしようかと。
何故?かって60歳受給だと、年6パーセント減額×5年とは30パーセントカットされてしまうんですって。

まだ結論はでませんが今の段階では、夫婦2人で元気に働けるのなら深山荘を主に頑張っていこうと思っています。

老後は孫と遊びたいし追っかけもしたいし、病気したら子の世話になるし。
子に決して世話にならん!なんて言ってはいけませんよ。
私たち甘えまーす!と言っています笑笑
「甘えんな!自立!自立!」とは厳しく優しい長女に言われますがね~。



いいようのない不安はいいようのない自信??いや開き直りへとも変わる時がありますが、そんな事行ったり来たり、上がったり下がったり、沈みっぱなしではいないように今日も生きるしかないでしょう。


7月は私の誕生日。

子が野の花を摘んで「何も買ってあげられないけど、ママおめでとう!」って言ってくれた頃が懐かしい。
昨日歳老いた母が、ポロリと「もうすぐ誕生日だね、肉食べ行こうか?」って
幾つになっても祝ってくれる親がいる事が最大の幸せだなあってウルウルしちゃいました。
こちらの方が要支援だわ笑笑


皆さまも不安な日々もあるでしょう、どうぞ私どもの深山荘へお越し頂いた時には笑顔でしわくちゃに、杢へお越し頂いた時にはお腹を抱えて笑ってお帰りくださいますよう今日も明日も明後日もお待ち申し上げております。

明日からの下半期が明るい話題で埋め尽くされますようにと願います。

皆さま、細腕?繁盛記いかがでしたか?ご意見ご感想をお待ちしております。
miyamaso@lily.ocn.ne.jp
深山荘女将トキさんの細腕?繁盛記バックナンバー
過去の繁盛記はこちらからご覧ください。
バックナンバー[パート7]:2014年4月~2019年4月迄
バックナンバー[パート6]:2011年3月~2014年3月迄
バックナンバー[パート5]:2010年1月~2011年2月迄
バックナンバー[パート4]:2007年4月~2009年12月迄
バックナンバー[パート3]:2004年9月~2007年3月迄
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バックナンバー[パート1]:1998年1月~2000年8月迄