磐梯熱海温泉/貸切温泉の宿
深山荘
好評連載
女将の繁盛記
突然パート2


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vol.15 ”師走ですね”

なんかきぜわしくバタバタしている私です。 その横には、家が揺れたというそんな夫がおります。 初雪、初氷、初霜、すべて寒い話ばかり、そこへ今日の新聞紙面には“冬将軍”だなんて…、あー今年の雪はどうだろうか? 朝から晩までまた雪かきに追われるのだろうか…? (益々腕が太くなるじゃないの…、“太腕”繁盛記だなんてまた言われる…)

3人の子供達が通った、今も1人通っている保育所は自然の中にある。 もうすでに10年弱通っているが、毎年冬になると思うことがある。 あと何回、あと何年この道路を通ったら終わるのかと。 こんな雪の中、今日はいけな―――いと思いながらも、子供の一言「休みたくな―――い」なんて言われると“よし行くぞ”。 負けずによく行くなと(陸上の有森さんの言葉を借りて)自分で自分を誉めたくなります。 いくらこわい思いをしても、子供の笑顔、そして雪の中でリスに出会って心がなごみます。 雪どけして春が来ると、緑の木々や日のささやき、小鳥のさえずりに冬を忘れてしまうのです。 こんなところを毎日通えるなんて幸せの一言につきるのです。 動物園の中の動物たちじゃないんですョ、カモシカやタヌキ、ムササビにテンにリス、時には熊までも…。 そして秋の落葉を見て心の冬支度をしていく。 そんな繰り返し、あと3年は続く。 そうすると私も40、そんな時、長女中2、長男小6、次女小1になる。 このまま時間が止まればという、そんなこの頃です。

さてさて面白いことがありましたので少しお話を。 町内を歩いていて全く知らない方に突然声をかけられました。 「あんただない!?あの何か書いている人は」、びっくり、何が何だか分からなかったが「あーどうも」とだけおじぎした。 その後保育所の先生から「繁盛記見ましたよ。あの、あれ、女将トキさんの…」。 エー、町内でパソコン教室が開かれていて見たらしい。 あの町内で会ったあの方もそのようだ。 最近レンタルビデオ屋さんへ行った。 そこで高校時代の同級生にバッタリ。 この4、5年位会っていなかったかな。 しかし「あたしパソコンはじめたの、見たよー」と。 私たち夫婦の仲人さん宅へ行ったら奥さんに「あんたは、もの書きだったんだない?(郡山弁)」 エッ、何のことと思ったら、見たらしい。 短大の同級生からのメール、私の近況をいつも見ててくれるらしい。 本当に嬉しかった。 やっていて良かった。 この仕事をしているからこそ私は仲々行けないが、お客様として会うこともできる。 お客様には腰治った?と聞かれた。 あら、読んでいただいてたんだ…。 腰がシャキ!?としました。 有難いことです。 頑張って、頑張って続けます。

さぁ、今日は子供達に手袋、マフラー、スキーウェアを準備しようと思います。


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