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突然パート2 |
vol.45 ”親ばなれ 子ばなれ” 新年度のスタートから早3ヶ月。公私共に多忙な日々は、足早に過ぎている。 子供は日々成長をとげ、大人は着実に老いていく。 子は親より生を受け、親により育てられ、親もまた子により成長させられる。親は子によって生かされている。 沢山の喜びをもらい、この時にすでに子は親孝行をしている、という話をきいたことがある。 長女がお腹に入ったころから私たち夫婦は、お互いを”パパ”、”ママ”と呼びあってきた。子供も、迷うことなく呼んでいた。 中学生になる娘がいつ、そう呼ばなくなるのかとは思っていたが、まだ5才の末娘が呼ぶものだから、何の抵抗もなくいたけれども、その日はついにきた! 10才の長男、ある日突然「”ママ”。今日でママは卒業するから…」 突然、何を言われているのかと、びっくり、ふりかえってみると、息子が「今日からは母ちゃんって言うからね」と… 嬉しいのやら、さびしいのやら。 …横でみていた主人が「オ〜イ、オレのことは?」 「お父ちゃま!!」と呼びなさい。(笑) この日から、父ちゃん、母ちゃんになりました。でも、まだついつい「ママ!!」と、遠くから声がきこえる「あーまた言っちゃった。」 生まれて初めておぼえた言葉であろう”ママ”への卒業。長女にも次女にも、こんな日はくるだろう。 育児とは、ある意味、自分を育てる育自なのだそう。 そのうち、だまっていても私たちはジジ、ババになる。結婚の時たしかに、共に白髪の生えるまで…こんな約束があったなぁ… 子供は親からス〜っと巣立つけれど、親は子がいくつになっても親。私はきっと子ばなれなんてできない。 今になり、親の気持ちが少しづつわかってきた。一人娘の私を巣立ちさせてくれ、今の私がいる。あの日あの時、私がここへ嫁がなければ、ここに私はいない。 今、お客様の皆様にお目にかかれるのも、この縁あって。この縁を心から大切に思い、生かされている命があるかぎり、頑張っていこう、と思う。 そしてこの繁盛記も、50才、60才、70才、80才になっても続けられれば… P.S. 近所のお家に巣をつくり子育てをしていたつばめ達。毎朝毎晩、深山荘のガレージへあそびにくる、そのひな達も、そろそろ巣立ちの時。 電線に4羽5羽せいぞろい、今か今かと…親がお手本をみせる。1羽づつとんでいく。しかし、一番最後にかえったひなだろうか、なかなかとべない。見ていた私の方が”はい!”と声をかけてしまった。やったー翔んだ。 毎日毎日、我が家へやってきていた、お友達のつばめ達。この地をさっていくのは間もなく。今年もきてくれてありがとう。末娘が名付けた、つばちゃんとお花ちゃん。また来年会いましょう。 |
皆様、読んでみていかがでしたか?細腕?繁盛記のご意見ご感想をお待ちしております。 miyamaso@lily.ocn.ne.jp |
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