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vol.27 〜 深呼吸 〜 山々が紅葉からの衣がえ、うっすらと雪化粧。 街路樹がこんなにもきれいだったなんて。 おもわず、携帯で写真をとってしまった。落葉も“もったいない”。 本当に美しい。 料理に添えてお出ししています。 今日は少し肌寒い。外はしぐれている。 しかし、心はあったかい。 郡山市中学生の音楽祭へと出向いた。 娘のクラスが学校代表として出場するのを見るためである。 詩は谷川俊太郎さんの“春に”に曲をつけたもの。 思春期の子供達には、とってもよい詩であった。 ♪この気持ちは何だろう 　 あの空のあの青に手をひたしたい 　 まだ会ったことのない　すべての人と 　 会ってみたい　話をしてみたい 　 あしたとあさってが一度にくるといい 　 　　　　　　　　 この気持ちは何だろう♪ 上手だの下手だの評価はあるが、クラスの仲間とやり遂げたというこの気持ちを大事にして欲しいと思ったのでした。 帰り道、車の中から虹を見ました。 １つ、２つだけでなく、３つも…。なんだか得した気分。 夕方、末娘が「虹の上を歩いてみたいなぁ」と言いまして、本当に歩いてみたいし、掴んでもみたい。私も思いました。 そういえば、15になる長女も昔、同じようなことを言ったっけ…。 思い出して笑いたくなりました。 さぁ、カレンダーも残すところあと1枚。 足早にやってくる年末の前。大きく深呼吸。今はそんな感じです。 冷たい空気でヒヤッと目が覚めます。 お陰様で12月の金、土、日は、ほぼ満室となっております。 家族会やお仲間での貸切宿泊が多くなってきております。 沢山お電話を頂戴していますが、お断りすること心苦しく、申し訳ございません。 年末、年始の予約の受付を開始しました。 お早めにお電話にて、お問い合わせ願います。 追伸。 なつかしいお客様からのTEL。 以前、貸切にて宿泊されたお客様のおひとり。職場の忘年会での御利用でした。 実は今年、その中の責任者の方が亡くなられ、その方が個人的にも深山荘へいらしていたということで、 今年12月、その職場の忘年会をすることに決まったとのTEL。 涙が出そうになりました。 突然の悲しいお話と、ありがたいお話と…。 この方の御冥福を祈り、出逢えました縁に感謝してまいりたいと思っています。