
人生とはそういうもの。
晴れの日もあれば雨の日も。
生まれれば誰にも同じく死があること。
私の母が亡くなりました。そして
私どもに孫が産まれました。
先月末より在宅で看病するため深山荘を休館することになり、お断りせざるを得なかったお客様方々、旅行ご予定の変更などご迷惑おかけしてしまい大変申し訳ございませんでした。
再開予定はお話できませんでしたことお詫び申し上げます。
実は母は癌の末期、
在宅で看病、看取りをするための休業でした。
2012年に乳がん、その7年後には副鼻腔癌、腸閉塞、そして去年夏に胃癌発覚。既にステージは進んでいましたので、完治は難しいとの告知。
しかしながら90歳近い母ですが、手術をしたいと希望。
9月にバイパス手術を受け、抗がん剤治療、暮れに全摘手術を希望。
既に残された時間が少ないことを聞いていましたが母はドクターに懇願、どうしても手術したいと。
入退院の繰り返しでしたが近場での旅行に何度も行き、孫やひ孫との事あるごとのお祝いのイベントを喜んでいました。
昨今のコロナ禍、病院では面会制限、家族でさえ会えない寂しさを考えると話のできる状態で在宅への勧めを主治医よりいただきました。
栄養状態が悪く、最終的には口からの食事はできなく経管栄養という手段はなりましたが
在宅での時間は小さいひ孫たちに会える、近所に住む友人に会えることが何よりの時間。
住み慣れた部屋に介護ベッドを入れ身体介護にはヘルパーさんのサポートや医療面では地域病院からの訪問看護士さんや医師の皆さんのサポートがありました。
我が家には長男の嫁が看護士で娘たちがリハビリそんなこともあり体制が整っていたかと思います。
父の希望や思いが看取りからの
葬儀までのゆっくりのお別れの時間、近い斎場
そこまで話もできていました。
最期の最期まで母は
ひ孫と手を合わせ、手を振り
呼びかけにも応えていました。
好きな昭和の歌謡曲を流して、私は傍で孫とピアノを弾いたり、、、
そんなひと時でした。
花が好きな母の願いは大好きなカサブランカに沢山囲まれてと。
その通りの葬儀、沢山沢山方々に手を合わせて頂き、カサブランカに包まれるかのように、、、
本日、訪問看護士さんが焼香に来てくださいました。
父が「うちのばあさんは幸せでしたよ。」と。
ばあちゃんが育てた沢山の花を愛でるこの春。
いつかは実家も解体する日がきます。
そんな時まで大切な思い出を整理しながら
父を大切に母の分まで長生きしてもらいたいとおもっています。
今一番大きなひ孫は火葬の時には大泣きしていました。
今はばあちゃんは赤い箱の中〔骨箱〕にいると言って話をしています。
ばあちゃんとの日々が少しでも記憶に残っていることがとても良い時間だったのだと思います。
最後に
母が亡くなりました数時間後に
4人目のひ孫が産まれました。
予定日より早めの誕生で小さめですが元気な女児。
母の命日は孫の誕生日。
長らくおやすみをしていましたが、
宿泊の営業を再開します。
ゴールデンウィークですね。
一日一日が皆様にとりましてよき日でありますよう。
ありがとうございます。